トップページ >>創造と反省の自作スピーカー >>2006〜2009年 >>2008年9月頃 (S-009) 創造と反省の自作スピーカー
FOSTEX FE83Eの 標準箱(バスレフ型)作製
[発想] 低音域は、ちょうど80Hz前後にピークが出来ており、 狙いどおりのバスレフ動作をしているようです。 見方を変えると、90〜150Hzが6dBぐらい凹んでいるようにも見えます。これは、「8cmフルレンジ×バスレフ型」で80Hzまで欲張った代償なので、目をつむることにします。 実際に聴くと、MDF材による音色が主体的で、非常に精度の良い音を聴かせます。癖が少なく、高音域の粒立ちは特筆すべきものがあります。低音域は、アコースティックな演奏ではレンジ的な不足感はなく、設計は成功したと言えるでしょう。 一方で、中低域に少々ふくよかさが欲しいとも感じさせます。設計に問題があるのではなく、本作で使用した15mm厚MDFが厚すぎるのでしょう。 中低域の響き感を得るには、9mm厚程度の薄めのラワン合板で箱を作ると良さそうです。 小口径ユニットは無駄な音が出ないので、適度に箱を鳴らす設計にしたほうが、気持ちよく音楽が聴けると思います。 トップページ >>創造と反省の自作スピーカー >>2006〜2009年 >>2008年9月頃 (S-009) |