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初心者の自作スピーカー講座[実践編]
小型バスレフ型スピーカーの作成
1-3 部材の購入


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さて、設計が出来たところで、部材を買いに行きましょう♪


…といっても、どこに買いに行けば良いの?という方も多いと思うので、ここでは必要な部材と主な店舗を紹介しようと思います。


〜〜コレが無くては始らない「スピーカーユニット関連」〜〜
まずは、スピーカーユニットを買いに行きましょう。
秋葉原にある自作系ショップでは容易に手に入り、これらのショップはネット展開もやっているので以下のページなら全国どこでも購入できますね。
<店舗&webショップの例>
「コイズミ無線NET」(ユニットからパーツまで様々な商品を扱っています。カノン5Dのオススメ)
「Mixel Intenet Shopping」(安価なユニットを多数扱っています。webページも見やすいので初心者にオススメです。)
「麻布オーディオ Web店」(海外製品など高級品を中心に扱っています。)

では、ここで買うものは…(品名、参考値段は「コイズミ無線NET」より)  
ジャンル品目必要点数参考値段
スピーカーユニットFE83E2個6000円
スピーカーターミナルART  CS-104(2)1組(2個セット)1000円
配線材FOSTEX SFC80(切売り)1m300円
吸音材ミクロンウール AOMW50111個1200円

配線材は、太すぎると扱いが困難(特にハンダ付けが大変)なので、慣れないうちは「SFC80」のような細身のケーブルが良いでしょう。
吸音材は、後で述べる東急ハンズなどで購入できる「手芸用綿(数百円)」で代用可能です。ティッシュやスポンジ、脱脂綿でも代用可能か実験しましたが、手芸用綿や音響用吸音材の性能は一歩上手と言えそうです。


〜〜 ここからが腕の見せ所「木材の購入」 〜〜
必要な木材や、その接着剤を購入します。あと、「ドライバー(ねじ回し)」「半田ごて」も必要であれば揃えましょう。

購入する場所は、近所のホームセンターが良いですね。ネット検索で「○○市(もしくは○○県) ホームセンター」と検索すれば、意外と近所にあると思います。

ただ、ホームセンターといっても様々です。
特に、日曜大工は近年需要が少なく、簡易的な売り場だけであったり、熟練の店員がいない店舗も多々あるようです。
そこで、何店かに足を運んで、最も良さそうな所を選びましょう。
特に、
●豊富な種類の木材(特に180cm×90cmサイズのもの)が置いてあるか。
●細かな部材(一辺が10cm未満)のカットを行っているか。
●円形の穴を開けられるか。
●木材を買っていく客が多くいるか。木材の値段は安いか。
を注意して確認すると良いでしょう。

特に、穴あけをしてくれるホームセンターはかなり限られると思います。
直径7cm以下の穴あけは電動ドリルで、
直径7cm以上の穴あけは、電動ドリルと「ジグソー」を組み合わせることで、初心者でも簡単に加工できます。
これらの電動工具は、それぞれ一万円以下で買う事ができますので、この機会に買っておいても損はないと思います。

また、木材カットに関しては「2〜3mm程度ズレますが、大丈夫でしょうか?」と念を押すお店も多くあります。これは、機械の精度上仕方が無いもので、相手側も保障しかねるのです。
未熟な店員であれば本当に2〜3mm程度のズレを連発(!?)しますが、木工作業に熟練した店員であれば0.5mm以内の誤差でカットしてくれることも珍しくありません。

もし、木工に熟練した店員さんであれば、
第26回にあるような、設計図を手渡すだけで手際よく作業してくれます!!


とはいうものの、「良いホームセンターが無い!」「電動工具は不安!」という場合は、ネットショップにお願いするのが良いでしょう。
手書きの図面を書いて送れば、丁寧に対応してくれますよ。

<店舗の例>
「米屋材木店」(ラワン合板からロシアンバーチまで、スピーカー作りに適した木材を扱う。穴あけ加工依頼もOK)
「MAKIZOUクラフト」(自作スピーカー専門の木工ショップ。丸穴カット以外のスピーカー特有の加工まで、高精度にやってもらえる。)
「手作り王国/SPIサウンドプラザ井田」(新E-合板カットサービスとして高品位スピーカー用材料を扱う。スピーカー特有の加工はもちろん、自作SPマニアの店主から助言がもらえるかも!?)
「アウトレット建材屋.net」(安価なラワン合板や下地用合板ならここがオススメ。直線カットのみ依頼可能。)
「日曜大工応援隊!」(板材の販売。丸穴カットも行ってくれる。)


では、ここで買うものは…(品名、参考値段は「東急ハンズ 池袋店」より)  
ジャンル品目必要点数参考値段
木材ラワン合板 910mm×910mm×15mm1枚4000円
カット代直線カット、円カット、穴あけ2000円
やすり木工用やすり(荒さは100〜250番位が適当?)何枚か100円
接着剤木工用ボンド500g(コニシ)1本600円
その他ドライバー、半田ごて(5000円)
塗装用品油性ウレタンニス、薄め液、刷毛(5000円)

後は、「講座:第28回」を参考に買ってみてください。

んで、結局必要な予算は、
半田ごてやドライバーを持っていて、塗装不要なら1万5千円ぐらい。
その他諸々を購入しても、3万円で十分お釣りがくる
、といった所ですね。


必要部材も揃ったところで、次回は作製編です。


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