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初心者の自作スピーカー講座
第26回
設計図を描こう



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さて、設計が決まり使用する板厚も決まった事で、設計図を書く作業に移ります。
ホームセンターや専門業者に板加工を依頼する場合はもちろん、自分で切断する時も設計図があると便利でしょう。
ここでは、(正しい描き方かどうかは分かりませんが、)依頼の際に利用できる設計図の描き方を紹介します。

それでは、大まかな図から。
設計図の描き方

このように、直線で切ってしまう部分は端だけに寸法を記入すると簡潔な図になります。
不要部分は、斜線を書いておきます。

販売されている木材は、木材の長辺方向が木目方向となります。つまり、1820(mm)×910(mm)の場合、1820(mm)の辺と同じ方向が木目になります。
ただ、910(mm)×910(mm)の板のように、どちらでも可能な場合は木目方向を指定しなくてはいけません。先の図面では、右側に『木目方向』を明記していますね。

つまり、仕上がり時の表面の事を考え、板を配置していくのですが、
スピーカー表面の木目の向きは好みで決めてよいのです。
一般的には
木目の方向
となるようにします。

ちなみに、「MDF材」は表面に木目が存在しないので、木目の事は考えなくて構いません。

そして、お気づきの通り図面上の長さの表記は mm (ミリメートル)単位です。
初心者の私たちとしてはcm単位が親しみやすいのですが、依頼時のミスの原因になりかねないので、必ず mm 単位で図面は書くようにしましょう。

そして、ユニットやターミナル部の穴あけは別に詳細図として用意すると見やすいと思います。
さきほど「A」と「B」として全体の設計図面に書いたので、ここでは「板A」の例を挙げます。
設計図の描き方2

直径72mmの穴は「φ72mm」と書きます。そして、中心位置を十字で指定します。
穴を、板の中心に開ける場合は「センター」と書きます。

この「板の切り出し」と「穴あけ」が図面として描ければ、とりあえずOKでしょう。




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