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Pioneer    (carrozzeria)

ホームオーディオとカーオーディオを主軸に掲げる日本の音響メーカー。
TADを含む高度な技術をもっており、それを生かしたユニット作りが特徴。
TADは家庭用完成品を積極的に発売するも、スピーカーユニットは旧製品が主流。ここでは、carrozzeriaを中心に取り上げる。
<購入可能店舗例> 全国のカーオーディオショップ,
中級(ペア1万円〜4万円)
TS-C1710A
定価:32,550円(4本セット)

25mm口径ドームツイーターと、17cm口径ウーハーのセット。
価格設定は安価だが、作りは確かなものでお買い得感が高い。
ツイーターはチタン製2.5cmのボイスボビン一体型ハードドームダイアフラムを採用。これをネオジムマグネットで駆動する。
ウーハーにはコルゲーションエッジで支持される3重構造のIMXファイバーコーンを採用。背面が大きく開口したアルミダイキャストフレームは高音質を期待させる作り。



高級(ペア4万円〜12万円)
TS-V171A
定価:63,000(4本セット)

30mm口径ドームツイーターと、17cm口径ウーハーのセット。
ツイーターは30mmと大口径のハードドーム(チタン?)。パイオニアの「Open&Smooth」コンセプトを具現化したもので、クロス周波数は2.2kHzと低い。
ウーハーは一見、下位機種と同じに見えるが、磁気回路が強化されているように見える。銅リングがプレートとヨークの双方に装着されるなど、高音質化に余念が無い。


高級(ペア4万円〜12万円)
TS-Z172PRS
定価:84,000円(4本セット)


 28mm口径ドームツイーターと、17cm口径ウーハーのセット。
 ここからは、「ハイエンド・スピーカー」として、下位機種とは別枠として扱われている。
 ツイーターは珍しく平織りポリエステル素材をラミネートしたソフトドーム。コイルにはPCOCC導線、ショートリングにはOFCと、素材の純度にも拘りが見える。
 ウーハーは、脅威の内磁型ネオジムマグネット。特筆すべきはボイスコイル直径で、なんとネオジムマグネットとほぼ同じ直径となっている。これで能率が89dBあるのだから、脅威の磁気回路だ。f0も低く設定され(約50Hz)、家庭用2wayとしても非常に魅力的な機種である。


超高級(ペア12万円〜)
TS-Z1000RS
定価:294,000円(4本セット)

 パイオニアのハイエンドシリーズが、満を持してモデルチェンジ。ツイーターは「デュアルアークリングダイアフラム」「DLC(Diamond Like Carbon)コーティング」をそのままに、細かな部分をリファインして、さらに精度を高めた印象。
 16cm口径のウーハーは、従来の紙コーンとは大きく異なる面構え。一見S-1EXなどに採用されている振動板に見えるのは、表面に貼られたクロスカーボンのため。S-1EXは繊維系素材の積層だったのに対し、TS-RS1000はノウハウの結晶ともいえる混紗紙をベースにしているのが特徴となっている。



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