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FE126E用延長ホーン シュノーケル
[発想] [設計] まず、思ったとおり「ホーン延長→低域増強」となるのか確認することから始めました。 そこで、ダンボール(!)を使い試作です。 ダンボールを使って、音を後ろ側へ放出します ダンボールを使ったホーン延長は大成功。写真の状態で音道を50cm程度延長したことになりますが、今まで聴くことの出来なかった量感のある低域が出てきました。 実験結果が良好だったのに気をよくして、本設計開始です。 理想的なホーン動作をする「エクスポネンシャル曲線」に沿ったホーン形状で、70cm程延長する事にしました。 (これは音道の目安です。実際は直管の連続です)
グラフを見れば一目瞭然ですが、ホーンが伸びた結果、ホーン開口も大きく(2倍以上?)なっています。 [工作] 残念ながら、余り写真が残っていませんでした(汗 MAKIZOUさんの優秀な木材カットのお陰で、労せず組みあがったのでしょう。ちなみに、材質はシナ合板です。 では、完成後の写真を。 これは普通のBK10です。 延長パーツ (1)+(2) 延長パーツ (1)+(2)+(3) [試聴] ホーン延長の効果は確実にありました。 今まで全く出なかったウッドベースや和太鼓もしっかり再生。 バッフル面が大きくなった分、中高域は大雑把な表現になるものの低域とのバランスは良好です。ユニット手前部分に吸音材を敷くことで反射を抑えるとなおGOODでした。 f特は測り忘れていたのですが、sin波を鳴らすと80Hz付近まで鳴っていました。 なぜかインピーダンス特性の測定がしてあったので、その結果を貼ります。 ピークが全体的に左側にシフトしており、ホーン延長が確実に効いているのが分かりますね。 [後日談] 音質的には良バランスだった本機。 ただ、「ずんぐり」体格なので自作スピーカーで大混雑の部屋では即刻撤去されることに。 頑張っていた低域も、12cmフルレンジならもっと重低音域を…と思うようになりました。 FE126Eは優秀なユニットだけに、つい要求も高くなってしまうようです。 トップページ >>創造と反省の自作スピーカー >>2006〜2009年 >>2007年9月頃 (S-005) |