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初心者の自作スピーカー講座[実践編]
小型バスレフ型スピーカーの作成
1-5 組み立て〜ユニットの取り付け〜


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とうとう最終章です。
「半田ごて」「ニッパー」などを使うので、作業は慎重に。

今回使うのはこの一式。あと、工具ですね。
使用するもの

まず、内部配線の処理をやっておきます。
内部配線

被覆を剥く
この辺は、オーディオマニアであればお手の物ですよね!?
後でハンダ付けをするので、剥く長さは1cm程度にするのがベストです。無駄に長いと酸化されてしまいます。

前もってハンダを銅線に浸透させておくと、後の作業がやりやすくなります。
慣れないと難しいですが、しっかり銅線を暖めて、ハンダをたっぷり染み込ませるように作業するのがコツです。
ハンダを浸透させる


さて、お次はユニットの固定です。
これは、自作スピーカー特有のテクニックが必要なので、要チェックです。

まず、ユニットを希望の位置に置き、垂直&水平かを確認します。(もし斜めだと、完成後に結構気になるんですよ)
そして、ネジ穴部にシャープペンシルで印を付けていきます。
ユニット固定準備

再びユニットを外し、木ネジを奥まで閉め込みます。
このネジは「タッピングビス」と呼ばれ、先端が尖っているので、何も無い所でもグリグリと回しているうちに奥に入っていく優れものです。
ちなみに、このネジはユニットに(ほぼ必ず)付いているので、ご安心を。
ネジ穴を開ける
一見面倒な作業ですが、これをやる事で「勢い余ってユニットにドライバーを突き刺してしまった・・・ orz 」と言う悲惨な事故を高確率で回避することができます。

こうして、四つのネジ穴を開けます。
ネジ穴、完成
各ネジ穴には、盛り上がった部分があるので、カッターか彫刻等で整えておくとベストです。


後は、ハンダで「スピーカーターミナル」「内部配線」「ユニット」の三つを接続します。
順番は何でも良いのですが、複雑な構造のスピーカーの場合は「スピーカーターミナル」側を先に接続しないと、後が続かない・・・ということもありますね。今回のような単純な構造の場合はどちらでも良いです(むしろユニット側を先にした方が楽かも)。 ターミナルの結線

ユニットの結線


そして、スピーカーユニットを固定すれば・・・

完成!

完成!

周波数特性・試聴感想はこちら!

簡単ではありましたが、スピーカー作りの一部始終になります。
拘る方は、さらに塗装をしたり、内部の吸音材を吟味するなどして、オリジナルの高品位スピーカーに仕上げてみてください!

このように、木材加工を全て業者に任せてしまえば、非常に簡単にスピーカーを作ることができます。ぜひ皆さんも、スピーカーの手作りにチャレンジしてみてください♪



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