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初心者の自作スピーカー講座
第23回 BH型スピーカーの設計 〜その10 (高音質編)〜 <<[第22回]へ戻る [第23回 追記]へ進む>> ここでは、さらなる高音質を目指して設計する場合の要点をまとめます。 ちょっと加工が面倒だったりしますが、慣れてきたらチャレンジしてみましょう。 斜め音道 こちらは以前私が作った作例で、ホーンが内側にある開口部に向かって広がっている音道です。 しかし、この「斜め音道」は、重低音の伸びを阻害する…として嫌われることもあります。ただ、中低域のホーホー感を撃退するには非常に有効な方法ですし、ホーン内部のフラッターエコーの低減にも有効だと私は考えています。 コーナー処理 音道がスムーズになった分、中高域のモレも多くなる・・・という話もありますが、それが気になる場合はホーンによる低域増幅が弱い状態なので、私だったらホーン設計から見直しますね。 VW音道 VW型を搭載した結果、スロートの断面は「70mm×70mm」の正方形になり、非常に理想的だといえます。もしCW型だとしたら「150mm×33mm」と非常に扁平率が高い形状となってしまったでしょう。 VW型の効果は非常に大きく、特に100Hz以下の重低音の伸びに影響があります。経験では、CW型に比べて6dB程度の向上があるように感じ、さらに低音のスピード感も格別です。 難点としては、VWを実現するための構造を考えるのが難しいことでしょうか。一例として、先にあげた作例の構造を紹介します。 難しい計算式も含めて、色々なことを紹介しましたが、 次回は、それらの要点をまとめてみようと思います。 <<[第22回]へ戻る [第23回 追記]へ進む>> トップページ >>初心者の自作スピーカー講座 目次 >>第23回 |