トップページ >>初心者の自作スピーカー講座 目次 >>第2回 初心者の自作スピーカー講座
第2回 自作といっても・・・ 一から自分で作らなくても良いのです。 <<[第1回]へ戻る [第3回]へ進む>> 『スピーカーを自分で作る』といっても、
一から全て自分の力でやらなくても良いのです。 ○「箱+ユニット」の工作キット箱もユニットも付属していて、後は簡単な工具で組み上げればOKというタイプです。「ビクター スピーカーキット SX-WD1KT」(29,400円/ペア) ビクターご自慢のウッドコーンユニットを利用した自作スピーカーキットです。 「ビクター スピーカーキット SX-WD5KT」(29400円/一本) SX-WD1KTの上級機で、値段も倍近くになりますね。 「Yokohama Baysidenet ミニ キューブ スピーカーキット」(13,800円/ペア) Yokohama Baysidenet から発売されている、「ミニ キューブ スピーカーキット」。 コンパクトで値段も手頃ながら、箱には無垢の木材を使った本格派。 「コイズミ無線 オリジナル FF855 ペア」 (17,745円/ペア) 秋葉原の老舗ショップ「コイズミ無線」から発売されている、スピーカー工作キット。 定評あるFOSTEX製フルレンジを使った実力派。必要材料一式が揃っているだけでなく、箱も完成済みなのが初心者には心強いですね。(ただし、「ハンダごて」必要です。) ○「箱キット」を使う箱を買って、その箱に組み合わせるユニットを別に買います。私が自作スピーカーに初挑戦したときも、このタイプでした。 買う箱も、ほぼ完成品のタイプから、接着剤を用いて自分で組み立てるタイプもあります。 内部の配線には「半田ごて」が必要な場合が多くあります。 「FOSTEX BKシリーズ 18,690〜63,000円(ペア)」 (写真はBK83En) 「FOSTEX Eシリーズ 10,080〜19,950円(ペア)」 (写真はBK85WK) 「BKシリーズ」は、FOSTEXのフルレンジユニット(FE83En, FE103En, FE126En, FE166En, FE206En)にそれぞれ対応したバックロードホーン箱です。 「Eシリーズ」は、FOSTEXのフルレンジユニット(FF85WK, FF105WK, FF126WK, FF165WK, FF225WK)にそれぞれ対応したバスレフ箱です。 「ミクセルCB(Curved Baffle)スピーカーキット (1万〜4万円/ペア)」 板に高品位なブナ合板を使用するなど、魅力的なキットです。 様々な価格帯・構成があるので、ユニット選びも楽しめますね。 「長谷弘工業 バックロードホーン自作キット (3万円〜13万円/ペア)」 板を重ねて、バックロードホーンスピーカーを作るという面白いキット。 値段はやや高価ですが、音には定評があります。 「PARC Audio DCKシリーズ (2万円〜4万円/ペア)」 低音再生に優れるParcAudio製のウッドコーンユニットに適合するバスレフ箱です。 ○ホームセンターや専門業者の木材カットサービスを利用する私を含め、おそらく多くの方が利用している方法で、自分の設計したスピーカーに必要な木材を切ってもらいます。 自分で精度良く切るには専用の工具や慣れが必要ですし、木材加工の際の「木くず」や騒音の問題からも、 木材カットサービスは重宝するものです。 自分で設計しなくても、「長岡鉄男」氏等の市販されている設計図面どおりにカットしてもらうのも良いでしょう。 「近所のホームセンター」 木材購入・カットには最も身近な所ですが、スピーカー工作に必要な精度や切断方法が十分かどうか、注意する必要があるでしょう。 私の近所のホームセンターでは、10cm以下のカットは受け付けてもらえませんでした。 「東急ハンズ」 全国に各店舗を展開し、カットも比較的正確かつ多少複雑なカットにも対応します。 作業も迅速で、多くの場合が当日〜1日で対応してもらえます。 ただ、一般DIYとしての作業なので、カット精度・木材の質の点で過度な期待は禁物でしょう。 「SPIサウンドプラザ井田/手作りスピーカー基礎講座」 長岡鉄男氏の作例を、最新ユニットに適合するようにリファインした作例を多数発表しています。 木材カット「新E-合板カットサービス」を展開し、高品位木材の高精度カットを行っています。 「米屋材木店」 ラワン合板からロシアンバーチまで、スピーカー作りに適した木材を扱っています。 自分で設計図を用意出来るのであれば、オススメのお店です。 1から10までを自分でやらなくても良い事を理解していただけたでしょうか。 初心者の方は箱キットから挑戦するのも良いと思いますが、ここでは『オリジナル設計のスピーカー』を完成させる事を主軸と して話を進めていきたいと思います。 もちろん、キットを利用するにしても基本的な事は知っておいて損は無いので、 ぜひ次の講座もお付き合いくださいm(__)m <<[第1回]へ戻る [第3回]へ進む>> トップページ >>初心者の自作スピーカー講座 目次 >>第2回 |