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初心者の自作スピーカー講座
第11回
バスレフ型スピーカーを設計しよう
〜その1 (基本編)〜

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更新前のページを見る(2011_08_18)

バスレフ型スピーカーを設計するまえに、今一度「バスレフ型スピーカーとは何ぞや」について復習してみようと思います。

バスレフ型は、ユニットと穴の二箇所から音が出る方式です。
(FOSTEX e102b)


これを周波数特性で見てみると、以下のグラフのようになります。


青線で示したのがユニットからの音。
赤線で示したのがダクトからの音。
(現実にはもっと複雑ですが、とりあえずこの理解で十分です)

これらの二つが合成されることで、
緑点線のような低域までフラットな特性が実現されるのです。


ここからが、本題。
緑点線のようなスムーズな特性を得るには、
・ユニットから放射される低音が、適切な加減で減衰すること(青線)
・ダクトから放射される低音が、適切な周波数にピークを持ち、適度な音圧であること(赤線)
が重要になるのです。

第12回では、ユニットからの低音放射特性
第13回では、ダクトからの低音放射特性
について説明しようと思います。




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