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初心者の自作スピーカー講座
第0回追記
自作スピーカーの参考書

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「はじめに」でお話したように、この講座「初心者の自作スピーカー講座」は、
初心者が必要としている情報を、webページという形式で、まとめています。

webページやインターネットは、
更新による情報の新規性・リンクによる繋がり・PCという利便性・・・
といった様々な利点
を持っています。

しかし、
情報の信頼性、読みやすさ・・・
といった点では、「書籍」の方が圧倒的に優れている
、とカノン5Dは考えています。

そこで、ここでは、
初めてのスピーカー作りに、ぜひ読んでおきたい書籍、参考書
を紹介します。


「入門スピーカー自作ガイド」
入門スピーカー自作ガイド
著者:炭山アキラ  発行所:株式会社 電波新聞社
 2100円
自作スピーカー入門者に対し書かれた本で、スピーカーの原理や設計方法から、2wayスピーカー設計法や、電動工具の選び方まで、分かりやすく書いてあります。ちょっと値段が高いですが、初心者にとって必携の本ですね。
ちなみに、内容はバスレフ型が中心で、バックロードホーンスピーカーの事は書かれていません。



「新装版 世界でただひとつ自分だけの手作りスピーカーを作る
-7000円からたのしめる不思議で奥深い魅力」

新装版 世界でただひとつ自分だけの手作りスピーカーを作る
著者:長岡鉄男  発行所:株式会社 講談社
 1680円
自作スピーカー界で有名な「長岡先生」の著書です。市販スピーカーと自作スピーカーの違い、フルレンジと2way・3wayの違い、 バックロードホーンの魅力と設計方法、などが、読みやすい文章で語られています。
特に、バックロードホーン型スピーカーに興味がある型は必読でしょう。入門用バックロードホーンとして最適な「D-11」「D-16」の設計図も掲載されています。
ただ、本書掲載のスピーカーユニットは昔の製品になり、大半が販売終了となっているので、下記の対応表を参考にしてください。


旧製品対応する現行製品
10F10フォステクス FF125WK
コイズミオリジナル FE127KO
10F20コイズミオリジナル FE127KO
16F20フォステクス FE166En
ダイヤトーンP-610MBダイトーボイス DS-16F
DDDS5USICA Z003930
DAYTON AUDIO PS180-8
FE83FOSTEX FE83En
FF85WK
FE87FOSTEX FF85WK
PARC Audio DCU-F101W
YSC Aoudio YS89A-PSC
FE103フォステクス FE103En
FE107フォステクス FF105WK
ダイトーボイス DS-100F
FE108Σフォステクス FE108EΣ
FF125Kフォステクス FE126En
FF127フォステクス FF125WK
コイズミオリジナル FE127KO
FF164, FE167フォステクス FF165WK
FF165Kフォステクス FE166En
FW108フォステクス FW108N
FW168該当なし(FW168Nは8Ω、ネットワーク変更必要)
FW187フォステクス FW208N
FT48Dフォステクス FT48D (現行製品です)
FT33RP該当なし
FT27D該当なし


「長岡鉄男のオリジナルスピーカー設計術こんなスピーカー見たことないSpecialEdition1 [基礎知識編]」
こんなスピーカー見たことないSpecialEdition1 [基礎知識編]
発行所:音楽之友社
 1500円
長岡先生の、設計方法を一から解説してくれる本です。
バスレフや密閉型、バックロードにダブルバスレフや共鳴管、 さらにASW・PPW・DRW型の設計方法などが載っています。
スピーカーを自分で一から設計したい、といった方はぜひどうぞ。


---------------絶版--------------

「長岡鉄男のオリジナルスピーカー設計術こんなスピーカー見たことないSpecialEdition 2 [図面集編T]」
発行所:音楽之友社
 1600円
バックロードホーンスピーカーの設計図面集。
バックロードホーン型スピーカーを本格的に設計するなら、必携の本でしょう。
ちなみに、「SpecialEdition 3 [図面集U]」は、バスレフ型が中心。

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「作りやすい高音質スピーカー」
作りやすい高音質スピーカー
著者名: 小澤 隆久
 2,600円
小澤先生が「無線と実験」誌に連載をしていた記事の単行本です。
どの作例も、周波数・インピーダンスを測定されており、高品位なスピーカーを作る上で非常に参考になる書籍です。
これほどまでに系統的にスピーカー動作を評価し、アマチュアの自作スピーカー派のために書かれた本は他になく、カノン5Dのお勧めの一冊です。
若干、値段が高いですが、もっと良い音を追い求めるスピーカービルダーは、資料集として手元に置いておくことを強くお勧めします。


さて、この第0回追記では、
オススメの書籍を紹介しました。

オススメといっても、全て買う必要はなく、
バスレフや2wayスピーカーに興味のある人は、「入門スピーカー自作ガイド」を、
バックロードホーンやフルレンジスピーカーに興味のある人は、「新装版 世界でただひとつ自分だけの手作りスピーカーを作る」を
買えば良いと思います。

これらの書籍は、カノン5Dの資料室では理解しにくい部分を補完してくれる良書となるでしょう。



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